2017年1月29日日曜日

#051 ブルーマウンテンに登る


2017年1月21-22日


ジャマイカ唯一の世界遺産、ブルーマウンテンに登ってきました。



ブルーマウンテンの登る行程としては以下の3パターンが考えられます。

①日帰り弾丸コース:早朝キングストンを出発して夕方帰る
②山小屋前泊コース:麓の山小屋で前泊して朝に出発し、夕方帰る
③ご来光コース:山小屋で前泊するが、午前2時ころ登り始めてご来光を拝む


今回は②の前泊コースで行ってまいりました。

キングトンから中型バスで小1時間。
バスで到達できる限界の地域に到着し、迎えを待つ。




お迎えの車はこんなん。


まさかのドナドナスタイル。荷台に11人ぎゅうぎゅうで出発。

そう言えば、青年海外協力隊派遣前の安全講習でトラックの荷台に乗るなとかいう話が合ったような・・・なかったような・・・?気のせいかな。うん、気のせいだ。





荷物は手すりの無い方の荷台へ。



 ここから約50分ほど、ひたすら険しい山道を登ります。






そうして到着したのは本日宿泊の山小屋Whitfield。

ウィットフィールドという山小屋。


ヤギたくさん。


人懐っこかった看板猫




大自然で空気がきれい


みんなでごはん
肉!


電気なし、お湯なし。夜はランプで一夜を過ごす

夜はみんなで星空観賞会。
短期のシニアボランティアの方がまさに星博士!ってほど詳しくて、星座や天体のことをいろいろ教えてくれました。
明け方にももう一回鑑賞会。明け方の空には南十字星が。



夜の温度はかなり冷え込み、ジャマイカとは思えないほど。
Tシャツ2枚、パーカー2枚を着こんで毛布にくるまって眠りました。

翌朝は7時すぎから登山開始。


登りは休憩含めて4時間ほどで登頂。(下りは3時間ほど)






山頂はガスっていましたが、ちらっと晴れ間からはカリブ海と雄大な土地が見渡せました。


このブルーマウンテンは、2015年に「ブルー・アンド・ジョン・クロウ・マウンテンズ」としてブルーマウンテン山脈を含む一帯が、ユネスコの世界遺産リストに複合遺産として登録されました。

山頂には一応記念碑があり、また私の配属先である観光開発公社でもポスターを作成したりしておりますが、実際はひっそりした登山スポットといった感じです。

私たちが登った時も、結局すれ違った登山客は10組くらいだったかな。

ジャマイカ人の同僚10名以上にブルーマウンテン登ったことあるかと聞いたけど、登頂者は1人・・・。国民にも観光客にも愛される世界遺産になるにはまだまだ道のりは遠いみたい。



何はともあれ、首都キングストンから日帰りもできて、装備もそこまで必要なく(長袖、長ズボン、スニーカー)、何よりあのブルーマウンテンに登れる!

海外旅行するからには世界遺産めぐりをしたい!という人や、登山好き、コーヒー好きにはおすすめのスポットです。


※翌々日の筋肉痛がお土産です。


2017年1月25日水曜日

#050 ブルーマウンテンコーヒーはいかが?


あの有名なブルーマウンテンコーヒー、その産地はジャマイカだって知ってましたか?

そしてブルーマウンテンコーヒー全体の8割は日本に輸出されているというのも、知ってました?




もちろん私も知りませんでした。
ブルマンなんちゃらって聞くけど高級なのかな~位のイメージでした。




ブルーマウンテンはジャマイカの最高峰であり、2015年にジャマイカ初の世界遺産登録となった標高2,256mの自然豊かな山です。そしてブルーマウンテンの山地で生産されたコーヒー豆のみが名乗ることを許される最高品質コーヒーこそが「ブルーマウンテンコーヒー」というわけなのです。


ブルーマウンテンには日本のUCC上島珈琲(缶コーヒーのBlack無糖とか、インスタント商品とか、上島珈琲店とか出している企業)が直営農園を持っています。
先週末にJICA関係者の皆様とUCCのコーヒー農園を見学させてもらったのでその様子を紹介します。

場所は首都キングストンから車で1時間。都会の喧騒から離れた静かなエリアに農園があります。

避暑地としても良さそう

ブルーマウンテンコーヒークレイトンエステート

バスを降りて農園へ向かうと・・・


UCC創業者上島忠雄さんの銅像が


落ち着いた別荘地のようなお屋敷


このお屋敷は、ジャマイカがまだイギリスの植民地だった1805年にジャマイカ総督のクレイトン卿が別荘として建築した豪邸とのこと。
マホガニー調の床や三角屋根、落ち着いた調度品に淡い色使いの家具たちは大自然にもしっくりと馴染み、その歴史ある雰囲気を一層引き立たせています。

資料や各種賞状の展示



広い!かわいい!お姫様のお部屋?

お屋敷では、現地職員が豆の選定の方法や品質管理の説明をしてくれます。

【ざっくり概要】
●コーヒー豆には2種類あり、「アラビカ種」と「ロブスタ種」。
  • アラビカ種:栽培条件が厳しく、耐病性も低いうえに一度に収穫できる量も少ない。香りが豊かで風味がある。コーヒー専門店で売られている豆のほとんどはアラビカ種。
  • ロブスタ種:アラビカ種とは対照的で、栽培しやすく、耐病性も高く、一度に収穫出来る量も多い。苦味が強く渋味もあり、比較的安価で取り引きされる。主にインスタントコーヒーや缶コーヒーに使用。

●ブルーマウンテンコーヒーは全てアラビカ種。


●コーヒーは暑い地域で育つが、過度の直射日光は好まない。そのためバナナの木も一緒に植えてコーヒーの日傘にしている。

豆の品質の説明

穴の開いたトレーのようなものを使って豆の大きさでグレードを分ける。
その後目と手でさらに細かくチェックが入る。

最高品質はNo.1と呼ばれるがほんの数%。

コーヒー豆!

コーヒーの花

そしてツアーの最後には淹れたてのブルーマウンテンコーヒーをいただきました。



こんなにおいしいコーヒーに出会ったのは初めて!感動!


・・・といいたいところでしたが、私には正直その価格やブランド力に見合うほどの美味しさを見出すことはできませんでした・・・。

( ゚Д゚)

いや、美味しいんですよ。すっごく美味しいんですよ?
ただ、もともと日常的にコーヒーを飲まないので細かい違いが判らないってのと、
結局誰とどこでどんな状況で飲むかによって感じ方が違うから、一概に言えないというか・・・
美味しい!と思ったけど、そりゃこんな大自然で素敵なカップでサーブされたら美味しいのも当たり前というか・・・たぶん職場の給湯室で入れてもらっても気づかずにグイっと飲み干すだろうなとも思うし・・・

違いの判らない人間がこんないいコーヒー飲んですんません。


私以外のJICA関係者の皆様はその場で購入していたので、きっと抜群においしいんだと思います!!
私もコーヒーの味を語れる人間になってみたいもんだ・・・。








2017年1月20日金曜日

#049 ジャマイカでビラ配り



たまには配属先でのお仕事の話。


私の主な業務内容は港町ファルマスの観光開発。

ファルマスはクルーズ船(アメリカから出港して1週間くらいで3、4か国周るようなやつ)の停泊地になっており、繁忙期には週に3~4日ほど大型クルーズ船が停泊して何千人ものクルーズ客が降り立ちます。



そんなファルマスでは観光業が盛んなのですが、その中でも私の主な担当はコミュニティツーリズムや遺産ツーリズムの促進。
「地元住民と連携して地元の文化・景観を観光産業に結び付けましょう」という部署にいます。



最近は、配属先(ジャマイカ観光開発公社)が主催している「Cultural Extravaganza」というジャマイカの音楽&ダンスのショーのお手伝いをしています。


場所はファルマスの中心地ウォータースクエア。噴水やベンチがある綺麗なエリアです。

時間は10~14時。もちろんジャマイカタイムで数十分遅れて始まるのは御愛嬌。

内容はフォークソング、ソカ(トリニダード・トバゴ発祥の音楽)、ダンス、太鼓など

ショー料金は無料。観光振興基金から予算を取って運営しています。必要な経費はテントレンタル、サウンドシステム設置、アーティスト出演料、MC出演料など。


歌って・・・

踊って・・・

地元住民も踊りだす・・・

観光客の多くは素通りし、盛り上がっているのはもっぱら地元住民ばかりという実態・・・これは本来の趣旨からすると非常に問題ですが、地域住民がこうやって観光業の良い部分を享受できているというのは個人的にはすごく良いことだと思う。




パフォーマーの女性二人と。


そしてすごく久しぶりに「ビラ配り」をやった。クルーズ船から降りてくる観光客(大半はアメリカ・カナダ人)にショーの宣伝をするためにね。

仕事でビラ配りするのは学生ぶりかな。もらってくれそうな人を見極めてそっと手元にチラシを出す感覚とか、断られた時のガッカリ感とかすごく懐かしかった。まさかジャマイカでビラ配りをする日が来るとは想像もしていなかったよ。



2017年1月17日火曜日

#048 観光情報"Columbus Park"コロンブスパーク



引き続き観光情報。

※私が勢いよくブログを更新するときは、大抵ヒマな時です。カウンターパートからの指示や情報が必要なタイミングでカウンターパートが1か月のバケーションに突入致しました。ひま・・・。ひま・・・。


今回は無料で気軽に立ち寄れる公園、「コロンブスパーク」をご紹介します。






そう、あのコロンブスです。
場所はディスカバリーベイのメイン道路の海側。駐車場もあります。


?なんでコロンブス?

→ジャマイカの歴史をざっくりおさらいしましょ。
ジャマイカでは元々、先住民「アラワク族(タイノスのも言う)」が住んでいましたとさ。彼らは芋や野菜を食べ、採集し、踊り・・・平和に暮らしておりました。
そんなある日、コロンブスがやってきます。1494年、コロンブスの2回目の大航海のことでした。「おぉ、こんなところに国はっけーーん」と。
んでしばらくジャマイカはスペインの支配下に。この間にスペイン人によってもたらされた疫病、過酷な奴隷労働、戦争等が原因で先住民アラワク族はほぼ絶滅してしまいます。その後1655年、イギリスがスペインを追い出してジャマイカを支配。イギリスはアフリカから黒人奴隷をジャマイカに運び、サトウキビ畑やバナナ畑で強制労働をさせました。その後ジャマイカ人の自由を勝ち取る様々な運動の中で19世紀に奴隷解放、20世紀にジャマイカは独立を果たすのです。つまり今住んでいるジャマイカ人のほとんどのルーツはアフリカから連れて来られた黒人奴隷なのでした。
というわけでジャマイカの世界史上の歴史はコロンブスがジャマイカを「発見」したところから始まります。
ここコロンブスパークは、コロンブスの4回目の航海で船が壊れっちゃって、その修理の間滞在していた場所らしいのですが、本当はここじゃない、なんて話もあり、真実はよくわかりません!
まぁそんなあやふやさも旅の醍醐味でしょう!!知らんけど。
そして公園の中身は、ほとんどコロンブス関係なし。やっぱコロンブス由来の場所じゃないんじゃないかなぁここ。知らんけど。
バナナの計量器具、水車、農機具などプランテーションが盛んだった時代の物があります。
ジャマイカの野ざらし郷土資料館といったかんじの公園です。



ご自由にご覧ください。

ボーキサイト工場も一望できる

ただただ、景色がきれい。

機関車!!



私が行ったときには、閑散としていてただの古びた公園って感じだったけどツアーバスが立ち寄るとにぎやかになるんじゃないかな。駐車場には小さなお土産の露店が2つと、音楽を奏でるパフォーマーがいました。

公園の隣にはジャークチキン屋さんもあるのでカリブ海とボーキサイトプラントを眺めながらお昼も食べられます。

コロンブスパークのためだけに来るには少々物足りないですが、北海岸沿いドライブの休憩には最高の場所です。




2017年1月16日月曜日

#047 観光情報"Rose Hall Great House"白い魔女伝説の館


っしゃーーー!!ブログ書く熱が高まってきてるぞ!!
今のうちにどんどん書こう。

というわけで観光情報、今回は

白い魔女伝説の館「ローズホールグレートハウス」に行ってきました。





モンテゴベイの中心地からオーチョリオス方面へ車で10分。
ローズホールという地域にあります。


実はここは私の職場のすぐ隣。自宅からも徒歩20分ほどの超近所。
近所すぎていつでも行けるしな~と思ううちに半年が経過していた・・・


メイン道路沿いにゲートがあるのですぐわかります。

小高い丘に館があり、その脇にお土産屋さんと管理事務所があります。
入場料の支払いはお土産屋さん入ってすぐ左手にあるレジにて。


入場料はUS$20。(地元民価格はJM$1000)
チケット代わりの紙バンドを腕に巻いてもらい、ツアー開始を待ちます。

ガイドツアーの回転は速く、5分ほどの待ち時間ですぐスタート。しかも私入れて5人という少人数。


写真撮影は外観も館内もOKなのですが、玄関正面を背景に自分を含めた写真だけはNG。プロのカメラマンによる有料写真サービス(1枚US$10)があるので希望者は撮影してもらいましょう。

ここでクエスチョンタイム。

?グレートハウスって?

→そもそも、ジャマイカは長年イギリスの植民地として支配されてきた土地。少数のイギリス人が大きなお屋敷に住み、アフリカから強制的に連れて来られた黒人奴隷を大勢従えて、プランテーションを行っていました。
そう、グレートハウスとは「支配層であるイギリス人の大豪邸」のことなのです。


?じゃぁ白い魔女伝説ってなに?

→白い魔女(ホワイトウィッチ)の正体はローズホールグレートハウスの持ち主に嫁いだ女性「アニー」。まず夫を毒殺し、その後も2番目の夫、3番目の夫、愛人関係にあった黒人奴隷・・・と次々に皆殺しにしたクレイジーウーマン。とても執念深い彼女は次々と毒殺を謀るが、最期にはアニー自身も黒人奴隷の手によって殺されてしまいましたとさ・・・



さてそんなドス黒い館へご案内~♪


めっちゃいい景色


ダイニング


アニーが2番目の夫を殺した部屋。


ガイドツアーでは、アニーと愛人たち、こき使われた奴隷たちとのドロドロの人間関係を細かく教えてくれます。英語なので難しいと思ったら早めに「ゆっくり言ってね」とお願いしましょう・・・。

「この窓辺はアニーのお気に入りの場所です。ここから奴隷が働く様子を見降ろしていました。」

「この部屋では誰も殺されていないので、この館で一番安全なお部屋ですね。」

お、おおぅ・・・せやな・・・


アニーのお墓。



と、ここまでは日中の開館時間の話。

日中のガイドツアーでは「白い魔女アニーはこのお墓から毎晩6時によみがえります。。。」という意味深な言葉で締めくくられるのですが、


夜6時半からのナイトツアーもあります!!アニーよみがえってるやんけ!!




いや、完璧にただの幽霊屋敷!!

というわけでナイトツアーはリアルお化け屋敷ツアーに早変わり。

昼とは全然違う雰囲気で、ガイドさんも本気でビビらせてきます。
私が行ったときは、私の一つ前のツアーの老婦人が怖すぎて意識を失っていました・・・Σ(゚Д゚)

すぐ回復して大事には至らなかったようですが、ちょっとした騒動になってた。


まぁ気を失うほどではありませんが、けっこうスリリングです。
私はずっと同じツアーにいたジャマイカンキッズをビビらせて遊んでた。

細かく書くとネタバレになるので書きません。気になる方はジャマイカに来てみてねー。



ナイトツアーも料金は日中と同じ。
ただツアーの内容が少し違う関係で回転率が悪く、タイミングと混雑具合によってはかなり待ちます。私が行ったときは30分くらい待ち、25人ほどの大集団でのツアーになりました。

あとナイトツアーは館内撮影NGです。外観のみOK。日中と同じく正面玄関を背景にした自分を入れた写真は有料販売です。


景色と建築と調度品をゆっくり堪能して歴史的背景を学びたい人は日中ツアー、
白い魔女アニーの執念と奴隷の哀しみをリアル体験したい人はナイトツアーがおすすめ!!


モンテゴベイの定番観光スポットで、ジャマイカの奴隷時代の歴史にも触れることができる場所です。モンテゴベイに来たらまずローズホールグレートハウスへ!!