というわけで#038 走ってみた① の続き。
2016年12月3日(土) レゲエマラソン当日
起床は朝3時半。
4:30には他のチームJICAのみなさんと集合し、シャトルバスでスタート地点へ。
まだ真っ暗
左の女性は「チーム糖尿病」!おもしろいw
スタートライン周辺。早く走る人は前方、歩く人は後方にスタンバイする。
おおまかな目安タイムの看板があるので自分のペースに合わせてスタート。
まだ真っ暗な5時15分。頭上には撮影用のドローン、耳にはレゲエのご機嫌なリズム、お腹には昨夜のパスタ、快適な早朝の空気を肌で感じながら、スタート!!
レゲエマラソンコース図 |
コースはこんな感じ。海岸沿いの道路約10kmを使って行われ、真ん中にスタート/ゴールがある。
10kmコースは南半分の1往復。ハーフは南側と北側を1往復ずつ。フルはその倍。
私は今回無謀にもフルマラソンに挑戦。
マラソン経験豊富な先輩隊員に「絶対できるよ!」とおだてられ調子に乗ってエントリー。
しかしその後、暑さと治安の関係でなかなか練習が進まず「あぁーなぜフルにしてしまったんだぁー」と嘆きつつぼちぼちトレーニングし、前回フルマラソン完走した時よりはるかに練習不足(しかも当時より5kg増w)というぶっつけ本番ランでした。
<スタート直後>
ひゃっほう!!涼しい!!レゲエ流れてる!!沿道の応援センキュー!!やぁぁやっぱいいねぇ大会!!レゲエのリズムとカリブの風!!最高じゃぁー!!
<5km地点>
練習よりかなり早いペースで走れてる!!まだ日も出てないし、いい調子じゃぁー!!
<10km>
この4倍走るのかぁ・・・いやでもこのペースならいける!!むしろ4時間くらいで完走できんじゃね!?私マラソンの才能あるなぁえへへ♪
<15km>
うわぁ・・・・めっちゃ太陽出てきた・・・雲一つない・・・ってかレゲエ聞こえないよ・・・?スピーカー少なくね?
コースはリゾートエリアを走るから民家はほとんどなし。沿道のリゾートホテルに宿泊してるお客さん(ほとんどはマラソン参加者の連れの人)がぼちぼち声援を送る。
<ハーフ地点>
あぁぁぁぁあああまだハーフなのぉ!??この倍走るのぉぉぉ!????
給水ポイントの水はひたすら頭や体にかけて体を冷やす。でもすぐに蒸発。
<30km>
レゲエ聞こえないよ?沿道の応援ももうほとんどない・・・。そしてゴールした人たちのためのシャトルバスがコース内を走り始める。(参加者の半数以上は10kmエントリー)。もはやバスの合間をくぐってコースの端っこでひっそり朝ランニングしてる状態。暑いし、バスの排気ガスもきつい。
<40km>
一度歩くともう、どうやって走り出せばいいのかわからない。
<ゴール直前>
大使館で働くお友達と、同期のシニア隊員さんが迎えてくれてゴール直前だけ走りだすゲンキンな私の身体。
レゲエマラソンゴール地点 |
なんとかゴール。
後半10kmはほぼ歩いたけど、時間制限(6時間)には間に合ってよかった。
完走者全員がもらえる完走メダルもGet!!
ゴール地点はイベントスペースになっていて、無料マッサージ、ビールとココナッツと水の無料配布(ビールは1本だけ)、企業の宣伝ブース、ジャークチキン販売、お土産販売、そしてジャマイカには欠かせない巨大スピーカーとごきげんなMCトーク。
無料マッサージ。
顔色がやばいと言われたので色味を加工済み。
ゴール後はそのまま海へGO!
さてここで振り返りたいのが、本題であった「レゲエマラソンは世界一楽しいのか」問題。
- 大会運営・・・◎
HPから得られる情報の豊富さと正確さ。ゼッケン受け取りでも混雑なし。シャトルバスやパスタ会場などのキャパも十分でストレスなし。ジャマイカにしては時間きっかりに物事が進むから嬉しかった。
- コース・・・〇
ひたすら平坦で楽。道に迷う心配もない。カリブ海を一望できるコースだったら特色があってもっと良かったけど、まぁ十分でしょう。街並みを眺めたい人にとっては退屈かも。
- 給水所・・・〇
給水ポイントの数は十分。たまにオレンジやバナナもある。飲み物は水かジュースか選べるけど、フル後半はジュースしかなかった。
- レゲエ・・・△
レゲエマラソンとうたう割にはスピーカー少ない。たまに聞こえる程度。
ボブマーリーの格言の看板がそこらじゅうにあるのはおもしろい!
- 参加賞・・・◎
レゲエマラソンTシャツ、完走メダル、レッドストライプ(瓶ビール)、水ペットボトル、ジュースペットボトル、虫除けスプレー、パスタパーティ参加がついて6000円(早割適用)は安くてお得。
- 沿道の声援・・・×
日本のマラソン大会に比べると声援の少なさはがっかり。地元住民と触れ合いながら・・・ってのは期待できない。コース沿いには民家がないからしょうがないけどね。先にゴールした参加者やホテルの門番が"Keep going!"って励ましてくれるよ。
- 国際性・・・◎
世界30か国のランナーと走ろう!とのキャッチコピー通り、世界各国から集まるランナーを眺めるだけでも世界一周気分。中国人に中国語で話しかけられ、「我是日本人」(私は日本人です)といって訂正したり、カナダ人に「あなたもカナダ人?」と聞かれたり(私のTシャツがカナダ国旗に見えたらしい)、ジャマイカ人からはやっぱり「ミスチン(中国人)!ナイスラン!」と言われたり。
- 結論
走っている間は世界一楽しいなんて微塵も思わなかった。
でもゴールして飛び込んだカリブ海は間違いなく世界一でした。
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