・・・とは言っても、あのApple社のことじゃありませんよ。
ジャマイカの食べ物と言えばジャークチキンが有名ですが、実はジャマイカはフルーツ王国でもあるということに気付いた昨今。季節によっていろんな種類の果物がマーケットに並びます。
そんなジャマイカで私が最近ハマっているフルーツが「りんごじゃない方のアップル」たちです。
まず一つ目は「ジャマイカンアップル」
Jamaican apple (Otaheiti Apple) |
りんごというよりは、形や種のビジュアルはアボガドに近い。味はリンゴよりずっとサッパリしててみずみずしい。強いて言えば梨に近いかな。皮が柔らかいので洗ったらそのままかぶりつける。
値段はかなり安くて5個~8個で約100円。屋外のマーケットや街中の片隅で購入できます。おじちゃんやおばちゃんがカゴいっぱいのジャマイカンアップルと一緒に暇そうに座っているので、値段を聞いて購入する。(ちなみにここで少し渋る反応をして、もう1個増やしてよ~とお願いするのが私の定番のやり方。)
シーズンは2月~3月と短い。あまりの美味しさに毎週大量に買って食べていましたが4月上旬現在ではすでにシーズンオフ。また来年まで食べれないなんてツラい・・・・。
ジャマイカアップルを喪った悲しみで傷心の私。そんな私の目の前に舞い降りたもう一つのアップルがこちら
まぁるいけどスター?★ 「スターアップル」
3月終わりに、ジャマイカアップルが消え去る中彗星のごとく現れたのがスターアップル。
こちらもお安くて4個~6個で約100円。
触って柔らかくなった頃が食べごろ。外でワイルドに食べるときはヘタを手で抜き取って、そこから手で二つに割り開いて、かぶりつく!室内でお上品に食べるときは包丁で半分に切って、スプーンですくって食べる。
写真の通り紫色と緑色の2種類があり、味が微妙に違う。緑色の方がよりさっぱりしているかな。私は紫の方が好きです。
このスターアップル見た目は真ん丸。スターフルーツは星形だからその名がついているけれど、なんで真ん丸のこいつがスター?
「ほら、こうやって横で半分に切ると中身が星形に見えるでしょ?」
ホンマや。今まで縦の方向で切ってたから気付かなかった。
「あと由来はもう一つあってね、普通の果物は熟しすぎると木から落下するけど、スターアップルは落下しないんだよ。いつまでも見上げればあるから"スター"アップル。」
おぉ・・・なんと名言のような粋な名づけ由来なんだ・・・名付け親シャレてるな!!!
という訳で今4月のマイブームはスターアップルです。同僚に「またスターアップル食べてる!」と毎日言われておりますが、めげずに食べます。せめて5月までシーズンが続くといいなぁ・・・。
以上、リンゴじゃない方のアップル2つでした。
※ちなみに日本でもおなじみの普通のリンゴもスーパーで手に入るけど、輸入品のため高い。小さいの1個で110円とか。
昨今はネット通販や輸入食材店で世界中の食材が手に入り、インターネットで世界中のレシピを検索できる世の中ですが、その土地ならではのフレッシュな果物を手に入れるのはインターネットでも日本の貨物輸送ネットワークでも限界があります。ジャマイカでも皮が柔らかくて腐りやすい果物はローカル内で消費される場合がほとんど。
ネットじゃわからない、その土地ならではの醍醐味を満喫することが旅の魅力の一つだとすると、ローカルな果物を味わう「フルーツツーリズム」なんてのも面白い切り口かもしれません。シーズンによって食べられるものが違えばリピーター獲得も狙えるし・・・。
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