2017年8月18日金曜日

#074 観光ハラスメント啓発ビデオ


2017年8月17日


私の配属先は「観光開発公社」と呼ばれる観光省直轄の組織。
主な業務はジャマイカ全土の観光業推進のための土台作りです。


観光従事者向けのライセンス発行、観光ビジネスの研修、観光地の警備員配置、クルーズ船の港での案内所の運営、観光地の土木工事、新しい観光地の整備・改修・技術支援などを行っています。


私の所属する「製品開発部」では「コミュニティツーリズム」というより地元住民に根差した観光の在り方を模索しており、住民の観光業に対する意識向上や基本的スキルの普及にも取り組んでいます。


その中で最近始まったプロジェクトが「カムヒア!ビデオ」プロジェクト。
ツーリズムハラスメント防止のためのビデオを作成し、住民啓発に繋げるプロジェクトです。

クラフトマーケットで撮影中


ツーリズムハラスメントとは、不必要なサービスを強制的に押し付けたり、お土産を買わせるためにしつこく声を掛けたり、時には腕やカバンを掴んだり、という観光業に関連するハラスメント行為全般を指します。私の業務任地である港町ファルマスでも、かなり改善されていますがハラスメントの問題は依然として存在します。


それを改善するために「ハラスメントしてもいいことないよ!正しくライセンスを取って観光業を盛り上げよう!」というメッセージを込めたビデオを撮影しようという運びとなりました。


私もクルーズ船観光客のエキストラとしてビデオに少しだけ出演しました。

打ち合わせ中


セリフは「ノーセンキュー」くらいの本当にチョイ役ですが、プロの監督さん、カメラマン、音響さん、俳優さん、女優さん達と楽しく撮影をすることが出来ました。


プロのメイクさんはやっぱりうまい!


当日は、近くの任地で活動するJICA隊員もエキストラとして撮影に協力してくれました。


クルーズ船から降りてきた観光客のシーン

編み込みヘアのサービスをする美容師と観光客のシーン



炎天下の中、何度も同じテイクを取り直したり、時間通りに人が集まらなかったり、指示が突然変わったりと大変なこともありましたが、無事に撮影を終えることが出来ました。

完成が楽しみです。



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