2017年12月21日木曜日

#081 出産直前の同僚にベイビーシャワー!


同僚の女性の一人が妊娠して、しばらく大きいお腹でデスク仕事を頑張っていたのですがいよいよ産休に入るということで、




サプライズでデコレーションをしてお祝いをしました!

1か月前から贈り物リストをこそこそ回覧させて、誰がどのプレゼントを買うか決めて・・・

(ちなみに私は日本から持ってきた和柄のガーゼタオルと保湿クリームをプレゼント。)





サプライズは大成功!!

歌の上手いスタッフからの歌のプレゼント、副業で焼き菓子販売をしているスタッフからのケーキのプレゼントもあり、和やかでいい雰囲気のお祝いでした。

産休に入る本人もとっても喜んでくれて、他のみんなも笑顔で子供の健やかな誕生を願ってお祈りをして・・・

今までは職場の人間関係は割とドライだなぁ~と思っていたけど、違ったのかも。
同僚の人生に寄り添う温かい絆を感じた瞬間でした。


2017年12月12日火曜日

#080 母、人生初海外でジャマイカへ


還暦過ぎの母がジャマイカにやってきました。


日本からジャマイカまでの直行便はなく、アメリカまたはカナダで乗り継ぎが必要です。
乗り継ぎも含めて最短でも18時間ほどの道のり。

人生初の海外旅行で、英語も話せない母には登竜門すぎるだろぉ~と思っていた矢先、

叔母(母の妹)と女子大学生のいとこも「一緒に行く!!」となったらしく、女3人で遠路はるばるジャマイカ訪問となりました。


朝ご飯①

朝ご飯②

今回母&叔母&いとこを案内する中で発生したギャップがいくつか。


●空港にて

極寒の宮城&新潟から来た三人:「あっついね~~~!」

わたし:「え?涼しくない?」



●乗り合いタクシーを降りて

わたし:(きれいに整備されてる車だし、安全運転なドライバーさんで良かったぁ~)

三人:「いやぁ今のドライバーさん運転めちゃめちゃだったね~~!!」

わたし:「・・・ん?」



●ダウンタウンにて

わたし:(今日は割と街が静かだなぁ~)

女三人:「わぁ~車のクラクションがひどいね!!」

わたし:「・・・!?」(もはやクラクションがBGMと化してて聞こえてなかった。)



近所の海岸線をお散歩

ジャマイカで一番大きなマラソン大会「レゲエマラソン」にも参加。



前夜のパスタパーティ

会場に早く着けばサラダもある!

スタート直前はまだ真っ暗。

レゲエマラソンスタート直前

ゴール後は日本人参加者(通称Team JAPAN)の皆さまと記念撮影!

昨年も集合写真を撮っていたようなのですが、私はフル参戦で5時間近く走っていたため撮影には間に合わず。今年はバッチリおさまりました。

こうしてみると日本人に人気のマラソン大会っぽいですが、この写真の8割はJICA関係者です。

Team JAPAN

走った後は観光客に人気のスポット「Ricks Cafe」で飛び込みにチャレンジ!!




飛び込み台の高さは3段階あり、私は中くらいの高さに挑戦。度胸の良さには定評のある怖いもの知らずの私でも、なかなかのスリルでした。
その後はRicks Cafeの売りであるサンセットの眺めをのんびり楽しみました。





久しぶりに観光らしいことをして、家族と話して、またがんばろー!と思った数日間でした。



2017年11月29日水曜日

#079 UNWTO(国連世界観光機関)カンファレンス


2017年いろんなことがありましたね・・・日本は不倫騒ぎやら忖度やらがホットワードなのかしら。

日本のニュースにすっかり疎くなった私。最近まで「ひふみん」のことを次世代りゅうちぇる&ぺこ的な何かかと思っていたよ!ただの将棋のおじいちゃんなのね!

さて観光的に言うと、2017年はUNWTO(国連世界観光機関)が定めた「持続可能な観光国際年」であります。
ここ数年、何かにつけては「持続可能」「サステーナブルな」と聞くのでなんかもう使い古されたキーワードではありますがなにとぞ御愛嬌を。

その記念すべき持続可能ななんちゃらイヤー2017のイベントとして、UNWTOの国際会議が私の任地モンテゴベイにて開催されました。

@ジャマイカ最大の国際会議場

国際色豊か

期間は3日間。
ジャマイカ最大の国際会議場であるモンテゴベイコンベンションセンターにて開催。

私の配属先も観光庁直属の機関ということで、数カ月前から当日のガイド役やスタッフの募集がかかっていました。

私は最終日に他の予定が入っていたので正式なスタッフ役にはならず、スタッフを務める同僚を軽く手伝いつつ、興味あるカンファレンスに参加するという自由な立場で3日間を過ごしました。



各国の観光省関係者、開発コンサル、ホテルオーナー、大学教授、ジャマイカの観光業オーナーなどが集まってきて、なんだか私の任地じゃないみたいです。

私も休憩時間やランチでいろんな人と話したけど、こんなキラキラした社交の場は慣れなくて居心地が悪い・・・。


雇用創出の取り組みや、ITを駆使した取り組みなど、興味深いお話もたくさんありました。


日本からはJICA、ANA、JTB総合研究所からの3名がゲストスピーカーとして登壇し、お話をされていました。

日本人のスピーチを聞くと、善し悪しが私にもはっきりわかるのでとても参考にしやすい。
こういう表現をするとウケがいいなぁとか、話の運び方やリズムのとり方とか、表情の見栄えとか。

お昼休憩ではJICAの方や日本から来た開発コンサルの方などとご一緒して色んなお話をしました。

貴重な体験をさせてもらえたなぁと思う。きっと、数年後はもっとそう思うんだろうな。




2017年11月22日水曜日

#078 遺産エキスポ開催!



先月、港町Falmouthにて「Heritage EXPO」を開催しました。



ヘリテージエキスポとは、「街の遺産フェスティバル」のようなものです。

ジャマイカ観光省のプロジェクトの一環として動き出し、私の配属先である観光開発公社、国家遺産信託、街歩きツアー会社、港湾局、町役場からの代表者が半年前から会議を重ねて準備してきました。

(いや、本当は1年前の冬に開催予定だったんだけど、なんだかんだと延期になって半年前にようやく再始動したというのが現状。)

何かとプロジェクトの途中から首突っ込まざるを得ず、宙ぶらりんになってばかりの私にとっては唯一とも言える、一から関わることのできたプロジェクトでした。





雨期の終わりということで雨風が心配されましたが当日は見事に晴れ!!




テントの飾りつけもジャマイカンカラー。



遺産保護や文化伝承に関する企業や組織がテントを出して活動紹介や展示販売をしています。



クルーズ船観光客向けのお土産品の即売会。



アンティーク品の展示も、洗濯板やダイヤル式の黒電話など日本でも見られるような懐かしの品がたくさん!!



私の配属先はこの日の為に衣装をレンタルしたらしく、みんなクソ暑いドレスや燕尾服を着てお客さまをおもてなし。



私が企画提案した案の一つ、巨大ジグソーパズルもちゃんと出来上がりました♪
本当はもっと大きくて分厚いのが良かったんだけど・・・完成しただけOKとしよう。



あしながパフォーマーによるバルーンアート配布&記念撮影。
小学生たちは興味津々。



これ見えるかな?囲いの中に土が満たされてて、中にある遺跡のレプリカを見つける「遺跡発掘宝探しゲーム」のようなもの。



他にも写真はありませんが、

  • 語り部によるFalmouthの昔話コーナー
  • 銀行による昔の紙幣・コインの展示
  • ジャマイカ遺産マップの完成式典


などのイベントが行われました。


いろいろ至らない点も多かった(個人的には注文していたお弁当受け取るのに1時間以上かかったのにイライラ…)ですが、ひとまず大きなトラブルもなく終わってホッとしました。


2017年11月21日火曜日

#077 日本式街歩きマップを作ろう


あぁ、またブログを放置していた・・・。
正直少しめんど・・・いや、立派で有益なことをいい感じに書こうとするから億劫に感じるんだよなぁ。

どうでもいいようなことを少しずつ書こうかな。


先週は首都キングストンでお仕事でした。


「街歩きマップ」を作ろうというプロジェクトの視察です。

日本の観光案内所や道の駅なんかで山ほどある

「●●温泉街巡りマップ♪」
「まるわかり●●町ガイド!」

のようなマップやちょっとしたパンフレットって、ジャマイカにはあんまりないんです。

あってもやたら地図が細かかったり、スポンサー企業の宣伝で埋め尽くされてたりなんてことも。

ないなら作りましょう!!!というのが今回のプロジェクト。


プロジェクトの代表は私の配属先の本社で働く同僚のデリア。
社交的で勉強熱心で仕事をバリバリこなす、ジャマイカの素敵キャリアウーマンです。

ちなみに数年前のミスジャマイカ。美人。


デリアは8月に1か月ほど日本でJICA主催の研修を受けてきました。
世界遺産保護と観光振興に関する内容の研修だったようで、広島・京都・飛騨高山などの世界遺産や遺産観光の現状を視察して帰ってきました。


そして日本から持ち帰った飛騨高山のパンフレットを参考に、このジャマイカ版を作ろう!!という動きになったワケです。


まずは現場に行ってみようということで、マップにすべき場所を絞って視察へGo。
というわけで「ポートロイヤル」に行ってきました。

お墓が集まった場所

ポートロイヤルは御存じ「パイレーツオブカリビアン」の冒頭にも出てくる、海賊たちがの重要拠点です。

海賊全盛期当時は「最も豊かで最も恐ろしい街」としてその名を知られていたとか。

ポートロイヤル唯一のホテル内部には遺跡もある

ホテルのビーチサイドからの眺め

海賊たちの財宝と関連商売で栄えたポートロイヤルですが、そこは盛者必衰。

大きな地震によって壊滅してしまいます。

教会

今は海賊時代の遺跡が残る閑静な港町・・・といった風情。


廃墟病院

昔のトイレ@廃墟病院

トイレ入り口

漫画ワンピースでおなじみ「黒ひげ」のティーチ(のモデルになった海賊)なんかもここポートロイヤルに立ち寄っていたんだとか。

昔の牢屋

海賊時代を思うと、この↑牢屋もなんだかロマンがあるような、怖いような。


バー

バーの海賊旗

小さなバー、レストラン、ホテル、遺跡たち・・・街巡りマップにはちょうど良いサイズ感の街です。

観光案内板は蜘蛛の巣だらけ

マップ以外にも、観光案内板のリニューアルなど改善が必要な部分も見えてきました。
こういう未開拓な観光地の開発に関わることが出来る機会はめったにないから楽しみ!

まずは予算をゲットできるかどうか・・・。




2017年9月28日木曜日

#076 ツアーガイド養成講座


配属先である観光開発公社が、私の任地Falmouthでツアーガイドの養成講座を行いました。



街で活躍する公認ガイドの方


現在まともに機能している公式のFalmouthの街巡りツアーは2社。
他の個人ツアーは全部違法という状況です。

街の住民が「案内してあげるよ~」と行って観光客を捕まえて、最後にチップをねだる・・・。ということも裏でひそかに行われています。

その対策として始まったのがこのツアーガイド養成講座。

観光開発公社公認の個人ツアーガイドを養成して、彼らにビジネスチャンスを与えよう!というプロジェクトです。

講習は全部で約2週間。


前半はジャマイカ全体の観光業やホスピタリティの基本についての講座。
後半は街を巡りながら歴史的建造物の説明やコツなどを実践的に。

講座初日の様子



昨日はそのツアーガイドの卵たちの講座修了賞授与式&セレモニーがありました。



3時半~5時との案内でしたが、やっぱりここはジャマイカ。
「あの人が来てない」だの「マイクがない」だので結局1時間遅れでのスタート。



TV局とラジオ局を取材に来て、意外と大掛かりなセレモニーになりました。

12名のチャンスを掴んだガイドの卵さん達。これからが楽しみです。
私の活動とも今後なにかしらで協力できるかも。可能性を模索中・・・。





2017年8月24日木曜日

#075 ジャマイカのお葬式



街中の高台にある大きな教会

今回はジャマイカお葬式事情について。

まずはジャマイカで「おくやみ」情報を得る手段

①新聞
ジャマイカの新聞では全国紙でも地方紙でも「おくやみ」コーナーがあり、お葬式情報を手に入れることが出来ます。

②テレビ
たまに夕方のテレビでもおくやみコーナーがあり、ゆったりとした音楽とともに故人の名前や住所などの情報が流れます。

③メール
私の配属先では、同僚の家族が亡くなると人事部からの一斉メールで知らされます。

(もちろん、一番の情報源は「口コミ」ですが。)


先日、仲の良い同僚のお父さんが亡くなったため、お葬式に参列してきました。


式の途中に外で話し込む人々

事前に、調査したお葬式基本情報


  • 服装:基本は黒でフォーマルな感じだけど、お金がない人は持ってる服に限りがあるし、そんな厳しい決まりがあるわけじゃない。黒とか、青とか、紫のワンピースとジャケットがあればOK。
  • 香典:香典や参列費用、お見舞金のようなものはなく、誰でも無料で参加。お葬式後にはケータリングのお昼ご飯も無料で出る。
  • 基本はそれぞれの所属する宗派の教会で行う。故人の希望でカラフルな服を着て歌って踊る賑やかなお葬式もある。


とのこと。その臨機応変で自由な感じがジャマイカらしくて好きだ。

結局、黒いワンピース・ベージュの7分袖ジャケット・黒いぺたんこパンプスに生足という恰好で参列。

会場についてまず渡されたのはこちら

顔写真は加工してあります。

パンフレットのようなもの。
当日の流れ、故人の半生、お悔やみの言葉、式中で合唱する歌の歌詞などが書かれている。
故人の家族写真や旅行写真などもたくさんあり、けっこう見ていて楽しい。


さて、式が始まりました。(というか、私は遅れて参加したのですでに始まってた。大半の人が遅れて参加。)

地域の偉い人の話

どこの国でも、偉い人の話は長い。


親戚による、故人の半生を紹介するスライドショー

プロジェクター使って、故人の半生スライドショーが始まる。まるで結婚式のオープニングムービーのようだ。というか、日本のお葬式でもこのスタイルあったらいいよね。
親族による笑いあり涙ありの説明もなかなか堂に入るものでした。

あとは、棺を収める儀式?とか、キリスト教関連の歌の合唱とか、福音書か聖書か何かの一節の読み上げとか、牧師さんのいい話?とか、そんな感じでした。


服装もさまざま

だいたい2時間で終わると聞いていましたが、2時間半経っても終わる気配が見えない。
この後に別の県へ移動する予定があったので、早めに失礼して教会を後にしました。


どこでも移動式販売があるジャマイカ。お葬式にまで・・・。


ちなみにジャマイカには「ナインナイト」という風習もあります。
これは日本でいう「お通夜」に近いもので、死後9日の夜にやるから「ナインナイト」

でも日本のお通夜と全然違って、やってることは「飲めや踊れやのパーティナイト」なんだそうです。アルコールが振舞われ、近所の人誰でも参加できるので

「おっ、ナインナイトやってんじゃん、飲んでいこ~。かんぱーい!・・・で、誰が亡くなったって?」

くらいの気楽さで参加するんだそうな。
ナインナイトはまだ参加したことが無いので、もし機会があればまたブログで紹介します。