2018年4月12日木曜日

#083 非常事態宣言の街で生きる②


#082 非常事態宣言の街で生きる① の続きです。



そんなこんなで非常事態宣言発令から3か月が経ちました。


?で、実際どうよ?





日本にいる友人や、他の国の青年海外協力隊員からは

「外に出て大丈夫なの!?」

「銃撃戦とかあるんでしょ?」

「ギャングの抗争に巻き込まれないようにね!!」

など言われます。

実際は・・・




めちゃめちゃ平和です。

ポリスとギャングの銃撃戦?ないない!
街中で殺人事件?ないない!
突然の暴動?・・・つかみ合いのケンカくらいなら、あるある!

というか、今までも一定の地域では銃撃戦あるけど、警察の警備強化でかなり沈静化した模様。



?ジャマイカらしいテキトーな検問?





St. James県と隣の県の境界では、防犯ベストと迷彩服を着た自衛隊が銃を腰につけて検問をしています。
・・・が、この検問も結構ゆるゆる。

私のような明らかな外国人は一瞬止まって会釈すればスルー。
同僚のジャマイカ人の女性も一度もまともに検問されたことはない。
同僚の若い男性は「俺みたいに普通の服装して、まともな車に乗ってれば何も言われないよ」とのこと。

怪しい車とか、いかにも悪そうなチンピラだけチェックしているようです。
乗り合いバスも、数秒停止して、自衛隊がサッと乗客を見渡して「センキュー」で終わり。

それ、意味あるん・・・???


とも思いますが、知人の話だと「ある程度もう捕まえるべき人を絞っていて、その人のアジトとか行きそうな場所だけ重点的に捜査してるっぽいよ」とのこと。

検問はほとんどカタチだけですね。


?住民の暮らしは?

基本的には変わらず平和。



↑わかるかな赤いTシャツの人。

車の後ろに足引っ掛けて腹筋トレーニング中。

腹筋しちゃう平和っぷり。


一時的にお店や飲食店の夜間営業が制限されたので、ナイトクラブや映画館が早く閉店してしまうのでダウンタウンは静まり返ってたそうな。

今は徐々に夜間営業の制限が緩和されて、ナイトクラブの盛り上がりが戻ってきたそうです。


?外国人への影響は?


非常事態宣言が出された直後は外国人観光客から何組か旅行キャンセルがあったそうな。

しかし大半はそのまま旅行を継続しています。

旅行客が行くような場所と、ギャングの縄張りは完全に乖離しているので観光客に危険が及ぶ可能性はあまり高くありません。

ホテルから外の道に出てランニングしている欧米人や、お土産物通りをビキニ姿で散策する人の姿も健在。


?日本大使館、JICAの対応は?


大使館からは、以下のような注意喚起が来ています。

・身分証明証を携行する。
・当局の検問、捜索活動に抵抗しない。
・夜間の外出を控える。
・バスや乗合タクシーでの移動を極力控える。
・武器又は武器と間違われるようなものを携行しない。
・外出の必要がある場合には、時間に余裕を持って行動する。


そしてJICAにとって唯一のSt. James在住隊員の私。JICAから私への制約は

・徒歩で移動するの禁止!
・公共交通機関に乗るの禁止!(乗り合いタクシー、バスなど)
・ダウンタウン立ち入り禁止!


どうやって移動したら・・・?


?非常事態宣言の街の隊員の生活は?


私たち隊員は車や自転車は所持していません。

つまり家から出たければ、同僚など知り合いの車に乗せてもらうか、チャータータクシーを呼びつけるかの2択ということだそうな。

このJICAルールを同僚に話して便乗をお願いすると、ほぼ全員から

( ゚Д゚)ハァ???

この反応です。

「もちろん送迎はいいけど、オフィスからYumeの家までなんてジャマイカで1番安全な道じゃない?」

「Yumeはいつも歩いて通勤してるし、街のどこが危険でどこが安全かなんて知ってるのにJICAはクレイジーね!」

「あなたはいつもローカルの人と乗り合いタクシーでどこでも行くのに、急に立派なチャータータクシー乗って金持ちみたいね!」

と驚かれます。

その度に「そうだよね~そうなんだよね~一応、日本の公共の組織の関係だから厳しいんさ~私もよくわからんさ~」

と共感してます。


~今、思うこと~


「非常事態宣言」って言葉はいかにもデンジャラスすぎるし、その類のものが政府から宣言されたとなると日本大使館としても対策を取らないといけない。日本大使館が対策するとなるとJICAも何かしら制限を用意しないといけない。

まさかJICAとしても、

(゜_゜)
「あぁ、非常事態宣言の街?あそこに一人隊員がいますよ。え?いや別に、いつも通り自由に行動させてますけど。だって家の近く安全だって言うんですもん。」

ってワケにはいかない。それはわかる。


その一方で


外国人観光客が自由に移動してお買い物をしているエリアに、観光開発公社に勤める私が入ることすら許されない矛盾。

車で10分のスーパーに行くのすら、事前に高級タクシーをチャーター。

ちょっと歩いて知り合いの家に遊び行こうかな、すら禁止。

これらの不自由さ。

本当に危険ならやむを得ない。私だって怪我したり怖い思いはしたくない。本当に身を守るために必要なルールなら喜んで従う。

本当に必要なら。

でもそうじゃない。

非常事態宣言という言葉の印象とは裏腹の現状、また住民と外部の人の危機感の差を身をもって実感しています。

JICAには定期的に現状をリアルに伝えたり、もう少し規制を緩めてもいいんじゃない~?と要望を出したりしています。
(非常事態宣言の発令当初は「すぐにでも首都退避を!任地変更を!」という反応だったのでこれでもかなり現状にマッチしてきたところです。)

釈然としない部分はありますが、とりあえず私の日々の暮らしは平和そのもの。

それが一番。

平和で安全であることが、全ての大前提だなぁと感じています。


カラフルな服大好きジャマイカン。



2018年3月1日木曜日

#082 非常事態宣言の街で生きる①


2018年1月、私の住むジャマイカのSt. Jamesという県において、ジャマイカ政府による非常事態宣言が発令されました。


ニュース記事はこちら(英語)
 →首相が非常事態宣言を発令
 →非常事態宣言、5月2日まで延長が決定




















非常事態宣言って・・・なんじゃい??

非常事態宣言・・・なんだか物騒な響きですが、実際どんなことが起こるのか、私の生活にどんな影響があるかを書きます。

まずは新聞記事やニュースで知ったことについて引用しつつ紹介。

この記事がわかりやすかったので参照しました。(英語)
非常事態宣言ってなに?知っておくべきアレコレ


?緊急事態宣言とは?

ジャマイカの憲法第26条の説明によると、以下の状態の時に宣言されます。

a ジャマイカがあらゆる戦争に従事している
b 政府長官が緊急事態が存在すると宣言している
c ジャマイカの民主主義機関が破壊される脅威がある

?どんなときに宣言されるの?

1. ジャマイカと外国の戦争が近づいているとき
2. 地震、ハリケーン、洪水、火災、疫病の発生、感染症の発生、その他災害の発生時


?非常事態宣言によってどんなことが起こるの?

治安部隊には特別な権限が与えられます。
通常は家宅捜索や地域の一斉摘発などを行うには捜査令状が必要です。しかし非常事態宣言下では、警察は捜査令状なしで怪しい家の家宅捜索や危険な地域での捜索ができます。

?期間は?

議院によって延長されるか、または取り消されない限り、1ヶ月間有効。
→今回は5月2日まで延長が決定したので約3か月半の期間となりました。

!ジャマイカの非常事態宣言の歴史!

ジャマイカ独立後55年の歴史の中で過去には4回。
1. 1966年10月:ウェストキングストンの暴力事件増加
2. 1976年6月:暴力事件増加
3. 2004年9月:ハリケーン・アイバン発生後の復旧活動
4. 2010年5月:ギャングのドン「ドドス」逮捕のため

8年ぶり5度目の出場です。(甲子園かっ!!!)


?なんで非常事態宣言が出たの?

ここからはニュースや報道記事情報に加えて、私の主観や同僚の噂話も混じります。

主な理由は「宝くじ詐欺や闇の拳銃取引を生業とするギャングを一斉摘発するため」

まずギャングという単語がなんとも死語ですが、ジャマイカにはギャングと呼ばれる若者集団があちこちにいます。

欧米人(主に高齢者)を狙った宝くじ詐欺が横行しています。
メールやメッセージで「おめでとう1000万円当選しました!税金とか手数料100万円が必要だからとりあえず送金してちょ♪」といったような感じ。(だと思う。)

これでお金儲けしているだけならまだいいんですが、集めた金が権力を生み、銃の密輸入と絡み、闇の政治勢力と絡み、買収し買収され、勢力争いでギャング同士の抗争が生まれ、殺人が起こり、その恨み辛みが次の復讐へと連鎖する・・・という無限スパイラル。それがギャングコミュニティなのだそうな。(ジャマイカ人の友人談)


?なんで今?

任期も残り5か月を切った私としては、まさしく「なんで今やねん!?」の心境。

実は私が赴任した1年半前から、大使館の警備担当者は「いつ非常事態宣言が出てもおかしくないよ」と言っていました。たぶんもっと前々から非常事態宣言に関する議論があったのでしょう。

新聞でも「なぜ宣言するまでにこんなに時間がかかったの?」「ついに今!非常事態宣言!」といった論調の記事を見かけます。

どうやら世間的には「ようやく今かぁ」という感じ。観光業の関係者からは「だからって観光シーズンの今やらなくたっていいじゃぁん・・・」とのボヤキも聞こえます。

そんなわけで非常事態宣言

ジャマイカ政府:(ずっと前から非常事態宣言やるやる詐欺しつつ先延ばしにしてきたけど・・・準備もできてるっちゃできてるし・・・昨年の殺人率増えちゃったし・・・ええぃ!)「非常事態宣言、やるで!」

・・・個人的にはこんなノリなんじゃないかなと思ってます。


?めちゃめちゃ殺される街?




私の任地St. Jamesにおける2017年の殺人件数は335人。
ほぼ1日1人、どこかで誰かが殺されていることになります。




治安の良し悪しを判断する指標の一つに殺人発生率というものがあり、その定義は「人口10万人あたりの殺人件数」。

St. Jamesの人口は185,985人なので殺人発生率は180ということになる。

(ここで言う「殺人件数」が被害者一人で一件と計上される場合はこの計算でOKだけど、一事件で一件と計上される場合は複数の被害者が一件扱いになる場合があるので多少ズレがあるかも。)

St. Jamesの殺人発生率180。これは多いのか少ないのか?

国ごとの統計で見てみると…
殺人発生率1位のエルサルバドルで108.6。ジャマイカは43.2で堂々の5位。アメリカで4.9。日本は0.31

めちゃめちゃ多いやん180て。
エルサルバドル余裕で越えてる値だわ。

大使館の警備担当の人曰く、殺人発生率の基準としては10を超えると「内戦状態に等しい」というイメージらしいです。
その18倍・・・。内戦パーリナイ・・・??





長くなったので次回に続きますが、とりあえず私は安全なところに住んで周囲は平和なのでご心配なく。

次回は実際暮らして感じる危機感や周囲の反応などなど。



2017年12月21日木曜日

#081 出産直前の同僚にベイビーシャワー!


同僚の女性の一人が妊娠して、しばらく大きいお腹でデスク仕事を頑張っていたのですがいよいよ産休に入るということで、




サプライズでデコレーションをしてお祝いをしました!

1か月前から贈り物リストをこそこそ回覧させて、誰がどのプレゼントを買うか決めて・・・

(ちなみに私は日本から持ってきた和柄のガーゼタオルと保湿クリームをプレゼント。)





サプライズは大成功!!

歌の上手いスタッフからの歌のプレゼント、副業で焼き菓子販売をしているスタッフからのケーキのプレゼントもあり、和やかでいい雰囲気のお祝いでした。

産休に入る本人もとっても喜んでくれて、他のみんなも笑顔で子供の健やかな誕生を願ってお祈りをして・・・

今までは職場の人間関係は割とドライだなぁ~と思っていたけど、違ったのかも。
同僚の人生に寄り添う温かい絆を感じた瞬間でした。


2017年12月12日火曜日

#080 母、人生初海外でジャマイカへ


還暦過ぎの母がジャマイカにやってきました。


日本からジャマイカまでの直行便はなく、アメリカまたはカナダで乗り継ぎが必要です。
乗り継ぎも含めて最短でも18時間ほどの道のり。

人生初の海外旅行で、英語も話せない母には登竜門すぎるだろぉ~と思っていた矢先、

叔母(母の妹)と女子大学生のいとこも「一緒に行く!!」となったらしく、女3人で遠路はるばるジャマイカ訪問となりました。


朝ご飯①

朝ご飯②

今回母&叔母&いとこを案内する中で発生したギャップがいくつか。


●空港にて

極寒の宮城&新潟から来た三人:「あっついね~~~!」

わたし:「え?涼しくない?」



●乗り合いタクシーを降りて

わたし:(きれいに整備されてる車だし、安全運転なドライバーさんで良かったぁ~)

三人:「いやぁ今のドライバーさん運転めちゃめちゃだったね~~!!」

わたし:「・・・ん?」



●ダウンタウンにて

わたし:(今日は割と街が静かだなぁ~)

女三人:「わぁ~車のクラクションがひどいね!!」

わたし:「・・・!?」(もはやクラクションがBGMと化してて聞こえてなかった。)



近所の海岸線をお散歩

ジャマイカで一番大きなマラソン大会「レゲエマラソン」にも参加。



前夜のパスタパーティ

会場に早く着けばサラダもある!

スタート直前はまだ真っ暗。

レゲエマラソンスタート直前

ゴール後は日本人参加者(通称Team JAPAN)の皆さまと記念撮影!

昨年も集合写真を撮っていたようなのですが、私はフル参戦で5時間近く走っていたため撮影には間に合わず。今年はバッチリおさまりました。

こうしてみると日本人に人気のマラソン大会っぽいですが、この写真の8割はJICA関係者です。

Team JAPAN

走った後は観光客に人気のスポット「Ricks Cafe」で飛び込みにチャレンジ!!




飛び込み台の高さは3段階あり、私は中くらいの高さに挑戦。度胸の良さには定評のある怖いもの知らずの私でも、なかなかのスリルでした。
その後はRicks Cafeの売りであるサンセットの眺めをのんびり楽しみました。





久しぶりに観光らしいことをして、家族と話して、またがんばろー!と思った数日間でした。



2017年11月29日水曜日

#079 UNWTO(国連世界観光機関)カンファレンス


2017年いろんなことがありましたね・・・日本は不倫騒ぎやら忖度やらがホットワードなのかしら。

日本のニュースにすっかり疎くなった私。最近まで「ひふみん」のことを次世代りゅうちぇる&ぺこ的な何かかと思っていたよ!ただの将棋のおじいちゃんなのね!

さて観光的に言うと、2017年はUNWTO(国連世界観光機関)が定めた「持続可能な観光国際年」であります。
ここ数年、何かにつけては「持続可能」「サステーナブルな」と聞くのでなんかもう使い古されたキーワードではありますがなにとぞ御愛嬌を。

その記念すべき持続可能ななんちゃらイヤー2017のイベントとして、UNWTOの国際会議が私の任地モンテゴベイにて開催されました。

@ジャマイカ最大の国際会議場

国際色豊か

期間は3日間。
ジャマイカ最大の国際会議場であるモンテゴベイコンベンションセンターにて開催。

私の配属先も観光庁直属の機関ということで、数カ月前から当日のガイド役やスタッフの募集がかかっていました。

私は最終日に他の予定が入っていたので正式なスタッフ役にはならず、スタッフを務める同僚を軽く手伝いつつ、興味あるカンファレンスに参加するという自由な立場で3日間を過ごしました。



各国の観光省関係者、開発コンサル、ホテルオーナー、大学教授、ジャマイカの観光業オーナーなどが集まってきて、なんだか私の任地じゃないみたいです。

私も休憩時間やランチでいろんな人と話したけど、こんなキラキラした社交の場は慣れなくて居心地が悪い・・・。


雇用創出の取り組みや、ITを駆使した取り組みなど、興味深いお話もたくさんありました。


日本からはJICA、ANA、JTB総合研究所からの3名がゲストスピーカーとして登壇し、お話をされていました。

日本人のスピーチを聞くと、善し悪しが私にもはっきりわかるのでとても参考にしやすい。
こういう表現をするとウケがいいなぁとか、話の運び方やリズムのとり方とか、表情の見栄えとか。

お昼休憩ではJICAの方や日本から来た開発コンサルの方などとご一緒して色んなお話をしました。

貴重な体験をさせてもらえたなぁと思う。きっと、数年後はもっとそう思うんだろうな。




2017年11月22日水曜日

#078 遺産エキスポ開催!



先月、港町Falmouthにて「Heritage EXPO」を開催しました。



ヘリテージエキスポとは、「街の遺産フェスティバル」のようなものです。

ジャマイカ観光省のプロジェクトの一環として動き出し、私の配属先である観光開発公社、国家遺産信託、街歩きツアー会社、港湾局、町役場からの代表者が半年前から会議を重ねて準備してきました。

(いや、本当は1年前の冬に開催予定だったんだけど、なんだかんだと延期になって半年前にようやく再始動したというのが現状。)

何かとプロジェクトの途中から首突っ込まざるを得ず、宙ぶらりんになってばかりの私にとっては唯一とも言える、一から関わることのできたプロジェクトでした。





雨期の終わりということで雨風が心配されましたが当日は見事に晴れ!!




テントの飾りつけもジャマイカンカラー。



遺産保護や文化伝承に関する企業や組織がテントを出して活動紹介や展示販売をしています。



クルーズ船観光客向けのお土産品の即売会。



アンティーク品の展示も、洗濯板やダイヤル式の黒電話など日本でも見られるような懐かしの品がたくさん!!



私の配属先はこの日の為に衣装をレンタルしたらしく、みんなクソ暑いドレスや燕尾服を着てお客さまをおもてなし。



私が企画提案した案の一つ、巨大ジグソーパズルもちゃんと出来上がりました♪
本当はもっと大きくて分厚いのが良かったんだけど・・・完成しただけOKとしよう。



あしながパフォーマーによるバルーンアート配布&記念撮影。
小学生たちは興味津々。



これ見えるかな?囲いの中に土が満たされてて、中にある遺跡のレプリカを見つける「遺跡発掘宝探しゲーム」のようなもの。



他にも写真はありませんが、

  • 語り部によるFalmouthの昔話コーナー
  • 銀行による昔の紙幣・コインの展示
  • ジャマイカ遺産マップの完成式典


などのイベントが行われました。


いろいろ至らない点も多かった(個人的には注文していたお弁当受け取るのに1時間以上かかったのにイライラ…)ですが、ひとまず大きなトラブルもなく終わってホッとしました。


2017年11月21日火曜日

#077 日本式街歩きマップを作ろう


あぁ、またブログを放置していた・・・。
正直少しめんど・・・いや、立派で有益なことをいい感じに書こうとするから億劫に感じるんだよなぁ。

どうでもいいようなことを少しずつ書こうかな。


先週は首都キングストンでお仕事でした。


「街歩きマップ」を作ろうというプロジェクトの視察です。

日本の観光案内所や道の駅なんかで山ほどある

「●●温泉街巡りマップ♪」
「まるわかり●●町ガイド!」

のようなマップやちょっとしたパンフレットって、ジャマイカにはあんまりないんです。

あってもやたら地図が細かかったり、スポンサー企業の宣伝で埋め尽くされてたりなんてことも。

ないなら作りましょう!!!というのが今回のプロジェクト。


プロジェクトの代表は私の配属先の本社で働く同僚のデリア。
社交的で勉強熱心で仕事をバリバリこなす、ジャマイカの素敵キャリアウーマンです。

ちなみに数年前のミスジャマイカ。美人。


デリアは8月に1か月ほど日本でJICA主催の研修を受けてきました。
世界遺産保護と観光振興に関する内容の研修だったようで、広島・京都・飛騨高山などの世界遺産や遺産観光の現状を視察して帰ってきました。


そして日本から持ち帰った飛騨高山のパンフレットを参考に、このジャマイカ版を作ろう!!という動きになったワケです。


まずは現場に行ってみようということで、マップにすべき場所を絞って視察へGo。
というわけで「ポートロイヤル」に行ってきました。

お墓が集まった場所

ポートロイヤルは御存じ「パイレーツオブカリビアン」の冒頭にも出てくる、海賊たちがの重要拠点です。

海賊全盛期当時は「最も豊かで最も恐ろしい街」としてその名を知られていたとか。

ポートロイヤル唯一のホテル内部には遺跡もある

ホテルのビーチサイドからの眺め

海賊たちの財宝と関連商売で栄えたポートロイヤルですが、そこは盛者必衰。

大きな地震によって壊滅してしまいます。

教会

今は海賊時代の遺跡が残る閑静な港町・・・といった風情。


廃墟病院

昔のトイレ@廃墟病院

トイレ入り口

漫画ワンピースでおなじみ「黒ひげ」のティーチ(のモデルになった海賊)なんかもここポートロイヤルに立ち寄っていたんだとか。

昔の牢屋

海賊時代を思うと、この↑牢屋もなんだかロマンがあるような、怖いような。


バー

バーの海賊旗

小さなバー、レストラン、ホテル、遺跡たち・・・街巡りマップにはちょうど良いサイズ感の街です。

観光案内板は蜘蛛の巣だらけ

マップ以外にも、観光案内板のリニューアルなど改善が必要な部分も見えてきました。
こういう未開拓な観光地の開発に関わることが出来る機会はめったにないから楽しみ!

まずは予算をゲットできるかどうか・・・。




2017年9月28日木曜日

#076 ツアーガイド養成講座


配属先である観光開発公社が、私の任地Falmouthでツアーガイドの養成講座を行いました。



街で活躍する公認ガイドの方


現在まともに機能している公式のFalmouthの街巡りツアーは2社。
他の個人ツアーは全部違法という状況です。

街の住民が「案内してあげるよ~」と行って観光客を捕まえて、最後にチップをねだる・・・。ということも裏でひそかに行われています。

その対策として始まったのがこのツアーガイド養成講座。

観光開発公社公認の個人ツアーガイドを養成して、彼らにビジネスチャンスを与えよう!というプロジェクトです。

講習は全部で約2週間。


前半はジャマイカ全体の観光業やホスピタリティの基本についての講座。
後半は街を巡りながら歴史的建造物の説明やコツなどを実践的に。

講座初日の様子



昨日はそのツアーガイドの卵たちの講座修了賞授与式&セレモニーがありました。



3時半~5時との案内でしたが、やっぱりここはジャマイカ。
「あの人が来てない」だの「マイクがない」だので結局1時間遅れでのスタート。



TV局とラジオ局を取材に来て、意外と大掛かりなセレモニーになりました。

12名のチャンスを掴んだガイドの卵さん達。これからが楽しみです。
私の活動とも今後なにかしらで協力できるかも。可能性を模索中・・・。