2017年8月16日水曜日

#073 夏休み特別授業



ジャマイカの子供たちは7~8月のほぼ2カ月、長い長い夏休みがあります。

外で元気に遊びまくっている子、親の仕事場でゲームをしながら暇をつぶしている子、市場で野菜や果物を売る子・・・いろんな子がいます。

川で豪快に遊ぶキッズたち。夏を満喫。


夏休みの過ごし方について、日本との違うのは「サマースクール」の存在です。

サマースクールとは、企業・教育機関・公的組織など様々な団体が各々で企画する「小学生~高校生向けの夏期講習」のようなもの。

ただ内容はお勉強だけとは限りません。

ダンス・音楽・スポーツ・キャンプ・料理・工作・手芸・農業・産業体験・遠足・ディスカッション・スピーチなどサマースクールの内容は本当に多種多様。

ある程度お金のある家の子の多くは夏休みの間、このサマースクールに通っています。
いろんな組織がいろんな種類のサマースクールを提供していて、申し込んで授業料を支払えば参加できるようです。

その中の一つ、JICAボランティアも派遣されている「ジャマイカ研究所」で行われるサマースクールがあります。





先月、このサマースクールで観光啓発の授業をさせていただきました。

2つのクラスを担当し、うち1つは9~12歳の子供たち、もう1つは13~18歳の中高生が対象です。

授業の目標は、
・ジャマイカの観光地としての魅力を認識し、観光客と観光産業に関心を向けること
・他の国のナショナリティに目を向けること

楽しく学ぶために、(そして私の知識不足や授業経験のなさをカムフラージュするためにw)クイズ大会形式で楽しく学ぶ授業を行いました。


博物館の企画展示館の空きスペースが会場

授業中

クイズ出題中

ジャマイカの「国の花」はなに?のクイズ

ジャマイカの子供たち対象に何かを教えるのは初めての経験。

授業計画や問いかけのやり方など至らない点がたくさんありましたが、教育に携わる他のボランティア隊員さんからたくさんアドバイスや手助けをいただいたお陰で、無事に終了することが出来ました。

たくさんあるサマースクールの授業の内のほんの1つなんて、子供たちはすぐに忘れてしまうかもしれないけれど、いつか大人になった時にフッと思い出してもらえたらいいなぁ・・・。




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