街中の高台にある大きな教会 |
今回はジャマイカお葬式事情について。
まずはジャマイカで「おくやみ」情報を得る手段
①新聞
ジャマイカの新聞では全国紙でも地方紙でも「おくやみ」コーナーがあり、お葬式情報を手に入れることが出来ます。
②テレビ
たまに夕方のテレビでもおくやみコーナーがあり、ゆったりとした音楽とともに故人の名前や住所などの情報が流れます。
③メール
私の配属先では、同僚の家族が亡くなると人事部からの一斉メールで知らされます。
(もちろん、一番の情報源は「口コミ」ですが。)
先日、仲の良い同僚のお父さんが亡くなったため、お葬式に参列してきました。
式の途中に外で話し込む人々 |
事前に、調査したお葬式基本情報
- 服装:基本は黒でフォーマルな感じだけど、お金がない人は持ってる服に限りがあるし、そんな厳しい決まりがあるわけじゃない。黒とか、青とか、紫のワンピースとジャケットがあればOK。
- 香典:香典や参列費用、お見舞金のようなものはなく、誰でも無料で参加。お葬式後にはケータリングのお昼ご飯も無料で出る。
- 基本はそれぞれの所属する宗派の教会で行う。故人の希望でカラフルな服を着て歌って踊る賑やかなお葬式もある。
とのこと。その臨機応変で自由な感じがジャマイカらしくて好きだ。
結局、黒いワンピース・ベージュの7分袖ジャケット・黒いぺたんこパンプスに生足という恰好で参列。
会場についてまず渡されたのはこちら
顔写真は加工してあります。 |
当日の流れ、故人の半生、お悔やみの言葉、式中で合唱する歌の歌詞などが書かれている。
故人の家族写真や旅行写真などもたくさんあり、けっこう見ていて楽しい。
さて、式が始まりました。(というか、私は遅れて参加したのですでに始まってた。大半の人が遅れて参加。)
地域の偉い人の話 |
どこの国でも、偉い人の話は長い。
親戚による、故人の半生を紹介するスライドショー |
プロジェクター使って、故人の半生スライドショーが始まる。まるで結婚式のオープニングムービーのようだ。というか、日本のお葬式でもこのスタイルあったらいいよね。
親族による笑いあり涙ありの説明もなかなか堂に入るものでした。
あとは、棺を収める儀式?とか、キリスト教関連の歌の合唱とか、福音書か聖書か何かの一節の読み上げとか、牧師さんのいい話?とか、そんな感じでした。
服装もさまざま |
だいたい2時間で終わると聞いていましたが、2時間半経っても終わる気配が見えない。
この後に別の県へ移動する予定があったので、早めに失礼して教会を後にしました。
どこでも移動式販売があるジャマイカ。お葬式にまで・・・。 |
ちなみにジャマイカには「ナインナイト」という風習もあります。
これは日本でいう「お通夜」に近いもので、死後9日の夜にやるから「ナインナイト」
でも日本のお通夜と全然違って、やってることは「飲めや踊れやのパーティナイト」なんだそうです。アルコールが振舞われ、近所の人誰でも参加できるので
「おっ、ナインナイトやってんじゃん、飲んでいこ~。かんぱーい!・・・で、誰が亡くなったって?」
くらいの気楽さで参加するんだそうな。
ナインナイトはまだ参加したことが無いので、もし機会があればまたブログで紹介します。