2016年11月10日木曜日

#023 クラフトマーケット視察その①


ジャマイカ第二の都市で観光の中心地でもあるモンテゴベイには2つのクラフトマーケットがあります。


お土産屋さんが立ち並ぶグローセスター通り(通称Hip Strip)にあるオールドフォートクラフトマーケット(Old Fort Craft Market)と
地元民で賑わうダウンタウンの脇にあるハーバーストリートクラフトマーケット(Harbour Street Craft Market)です。


今日はオールドフォートクラフトマーケットに視察に行ってきました。




このへん。



看板。まだ入りもしないうちに呼び込みのお兄さんに捕まる。

「ヘイカモン!ノープロブレム!うちの見ていきな!」
「ディスカウントするよチャイニーズ!」
「何が欲しいの?ジャマイカ模様の服あるよ!似合うよチャイニーズ!」

めちゃめちゃ声をかけられます。
強い心を持って挑まないと疲れます。

観光客のふりして視察しようと思っていたけどすぐ降参。
身分と視察に来た旨を明かしました。




小さなお店がたくさん集まっています。



Old Fort(古い要塞)というだけあって、港に近寄る敵船を監視していた場所。
少しだけ高台になっています。


お店のオーナーさんたちは入口で座っている。暇そう。
月~土曜まで営業して、日曜日はお休み。
ジャマイカの大抵のお店は日曜休みです。



むしろ暇すぎてみんなでゲームやってる。



アクセサリーは3USDくらいから。
必ず値切る。ものにもよるけど20~50%位が妥当かと。
高度なテクニックなどはいらず、悩んでるとオーナー自ら価格を落としてきます。



ココナッツでできたポシェット



店舗面積は3畳くらい。所狭しと並ぶお土産品。



もくもくと葉っぱの形のトレーを作るクラフタ―のおじちゃん


今日はクルーズ船が寄港しない日ということもあり売上はイマイチ。
特にマーケットの奥の方にあるお店は不利のようで、今日の売り上げはゼロとのこと。
●さてここでクラフトマーケットの問題点●

「どこのお店もおんなじ商品しか売ってない」

これはジャマイカ人もみんな認識している問題点。でもなかなか変わらない。
オールドフォートクラフトマーケットだけでも100以上の店舗があるのに、中身はみんな

●木工品:ジャマイカ男性の顔の彫刻、動物、花、壁掛け
●アクセサリー:ピアス、ジャマイカンカラーのブレスレット、ビーズのネックレス
●服:ジャマイカの地名がプリントされた生地orジャマイカンカラーのドレス、シャツ
●絵画:よくわかんない棒人間が戯れている抽象画
●帽子:赤黄緑のニット帽にドレッドヘアー風のつけ毛がついたラスタマン変身ニット帽
●グラス:JAMAICA、ONE LOVEなどとプリントされたショットグラス(外国産)
●キーホルダー、マグカップ




大体どこも同じ商品。これらを3畳ほどの店舗スペースに詰め込む品揃えはある意味大したもんだけど。
ただ、この店だからこそ!!っていうオリジナリティがない。
木工品は職人の技量が露骨に出るから多少テクニックの差はあるけど、デザインはどこも同じ。

利点としては、あちこちお店を探し回らなくても1か所でまとめて買い物できるってこと。
もちろんそれはすごく便利だし、価格も周辺のお店でほぼ統一されてるから損得もないし、
会話を楽しんで気に入ったオーナーさんのお店を選べばいい。


じゃあどの店でも一緒なら100店舗からどこを選ぶか。正直選びきれないし回り切れない。そうなると結局、多少強引でも客引きしたもん勝ちになるんですよね。

だからオーナーはカタコトの中国語や日本語、スペイン語で声をかけて店まで引き連れようとする。
でもゆっくり観光を楽しみたい旅行客にとってはそれがストレスになる場合もあるし、客引きも強引過ぎるとツーリズムハラスメントになる。

また店舗立地によって売り上げが左右されやすい。


でもこのマーケットの出店料は比較的安い(ホテル内やクルーズ港内は高額)のでそれは致し方ないのか・・・。


次回はもう一つのマーケットにも行って様子を見てきます。



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